ラブホテルとボイラー室

デザイン塗装を一言で言うと「テクスチャー(模様)をつける塗装」ですって事になります

が何故にまた壁に模様が必要なのか?

それはエモい一瞬を演出しテンションを上げるためである!

誰も病室の様なホワイトカラーのラブホテルでは燃え上がらないでしょう

燃え上がるには、ド派手な部屋なのかどうかは分からないが、とにかくムードや面白さが大事な事は、ラブホテルを利用した事ある人には分かるでしょう。

と、壁に特徴を持たせただけで、そこがラブホテルなのか病室なのか、部屋の目的を司ることが出来るのが壁なんです。

心理戦の様な事でもあり、人が何か良いなと思わせる感覚を刺激するそれがこの仕事の魅力でもあります。

今回は美容室のカット台ブースをデザインしリニューアルする案件でのお話ですが、上で書いた様に特徴づける事でコントロール出来るんですよ。

独立した3台のカット台がありました。色は濃色ブラウン系ですね、落ち着いた自然色ですが自然色って日常の中で使われてやすい色でもあります。

使われやすいって事は見慣れてて落ち着きます、馴染みあるって事にもなりますが、ここの目的が美容サロンなのでもっと華やかな場でなくてはならないと、個人的に思っています。

だって髪切って変身する所だからこそ大事な舞台です。

エルサ女王が住む城がボイラー室だったら、あんなにヒットしなかったはずだし

田舎の居酒屋がバッキンガム宮殿だったら、大衆居酒屋ファンは戦慄するだろうし

竜宮城がラブホテルだったのなら、嬉しくてツイートしそうだし

             大事なんですよエモい壁って。

そこで考えたのがまずサイズ。

普段使うであろうミラー台と同じ様なサイズでは、面白みが無くまあ普通。

ありえんくらいの大きなミラー台にしたら迫力あるし面白いのでは?って事で決定し、出来る限りラインを整え壁の意味と、壁の価値を高める設計にしました。

目的がデザイン塗装なので、その価値をより引き出す設計ってことです。

下地を作っていただき

石工ボードでつなぎ

一枚のドデカいミラー台へ変身!

塗装の良い所は、今あるものを活かす事が出来るのがメリットです。

で、プロならではの技術で入念に塗装下地を作ってボードとミラー台を完全に一体化しました。

数ある塗料の中から、微妙な色を見比べ想定しながらシュミレーションします。

こんな時に役に立つのがDONBOU東京でのリサーチになってくるんですよ、頼りになる問屋の一つ前にも紹介したカラーワークスにて比較的大判のサンプルを見比べ、一色づつ検討しました。

最終決定したのはテクスチャーペイント「モアレ」

繊細な煌めきをもつメタリック仕上げとなり
シルクのような滑らかな仕上がりで、上品な輝きをもたらす水性ペイントです。
手仕事ならではの模様をあえて残す事で、既製品にはない美しい仕上がりです。

さらに、色の問題として濃色が髪の色と同化して、ヘアカラーの仕上がり確認がしずらいって問題もありましたので


アイボリーでもなくグレーでもない色ファローアンドボウル「シャドーホワイト」に決定

クラシックからモダンまで対応でき、明るい壁になりながらもデザイン性も持たせられます。

仕上げにこつこつと左官用のコテでメタリック塗料を塗り込み、イメージした模様が出るまで続けます。
ここがデザインの部分です。

仕上げた壁の塗装の上に更に仕上げを重ね模様をつける事で、奥行きが出来てさながらヴェルサイユ宮殿のようです!


行った事はないです!

で仕上がりです。

一面の壁となり色の持つ面積効果もあり、明度も低めなのですが、ちょうど良いホワイト系になりました。

語彙力の問題もあり、ちょうど良いとしか言語化出来ません!!が、ちょうど良くエモいんです。

で一部の色味を変えただけで、明るく広く見えてスタッフも仕事しやすくなり、且つお客様も味わいのある壁で癒されて下されば嬉しいです。

夢のあるエモい壁とデザイン塗装が大好きです!

いつもわがままな設計でも融通聞いて下さる南魚沼市、匠工務店様ありがとうございました!